第二章 ストレス・メンタルヘルスの基礎知識 第一回

第一問 ストレス

ストレスに関して、もっとも不適切なものを選びなさい

  1. ストレス反応には、行動の変化、身体症状、精神症状の三つがある
  2. 継続的にストレス反応があって症状として固定すれば、うつ病、高血圧、慢性扁桃炎、気管支炎、糖尿病、冠動脈疾患、胃・十二指腸潰瘍を引き起こす
  3. ストレッサーに直面すると、今までの経験に基づいて、その負担の大きさ、困難性、苦痛などが脳の視床下部で評価される
  4. ストレッサーとストレス反応の二つは、一般的に区別することなく、一律ストレスと呼ぶ
答えを見る

正解:③

ストレッサーに直面すると、これまでの経験から負担の大きさや困難・苦痛の程度が大脳皮質で評価される

第二問 ストレス

ストレスに関して、もっとも不適切なものを選びなさい

  1. ストレス要因をストレッサーと呼び、そのストレッサーによって引き起こされる症状:不安、イライラ、抑うつ、不満、怒りなどの精神症状や不眠、胃痛、下痢などの身体的症状や行動の変化をストレス反応と呼ぶ
  2. 内分泌系が活性化されると、脳下垂体・副腎皮質を刺激するホルモンが生産されるため、糖の生産や血液凝固能力が低下する
  3. ストレッサーに直面すると、そのストレス情報は大脳皮質で評価されて、その後感情の中枢であり大脳辺縁系に伝わる
  4. ストレスによって大脳辺縁系の神経細胞が刺激を受けると、視床下部に伝えられて免疫や内分泌系などに反応を引き起こす
答えを見る

正解:②

糖産生、免疫反応の抑制、胃酸分泌の促進、血液凝固の促進を引き起こす

第三問 トレスによる健康障害のメカニズム

ストレスによる健康障害のメカニズムに関して、もっとも不適切なものを選びなさい

  1. 大脳辺縁系の繁樹は視床下部へと伝わる
  2. ストレッサーに直面すると、そのストレス情報(負担の大きさ、困難性、苦痛など)は大脳辺縁系で評価される
  3. ストレスによって内分泌系が活性化されると、副腎皮質系、脳下垂体を刺激するホルモンが生産される
  4. 自律神経系の中枢は視床下部にある。身体の器官は、交感神経系、副交感神経系の支配下にある
答えを見る

正解:②

ストレッサーに直面すると、大脳辺縁系ではなく、大脳皮質で評価される

第四問 ストレス

ストレスに関して、もっとも適切なものを選びなさい

  1. ストレッサーとストレス要因の二つを合わせたものをストレスという
  2. ストレス要因に直面すると、その人の負担の大きさ、困難性、苦痛の大きさなどは、大脳皮質で評価される
  3. 大脳辺縁系へストレス情報が伝達され、その後大脳皮質に伝わって免疫系、内分泌系、自律神経のストレス反応を引き起こす
  4. 内分泌系の反応では、糖生産の抑制や血液凝固の抑制を引き起こす
答えを見る

正解:②

第五問 産業ストレス

産業ストレスに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 少子化や、高学歴化によって個人主義が強くなり、対人スキルが不足気味の若い労働者の増加を考えた新しいマネジメント体制が必要
  2. 厚生労働省のグループが作成したパワハラの定義とは、「同じ職場において、人間関係や職務上の上下関係などの優位性を利用して仕事の適正な範囲を超えて身体的・精神的な苦痛を与える、または職場環境を悪化させる」行為
  3. アメリカ国立労働安全衛生研究所の職業性ストレスモデルによる個人的要因は、自己評価、性格、職種、結婚生活、性別・年齢、雇用保証期間などがある
  4. 精神障害による労災認定の基準は、職場でのいじめ・嫌がらせ行為、セクハラに関する記述はない
答えを見る

正解:④

いじめやいやがらせ、セクハラの記述がある

次に進む

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA