第三章 セルフケアの重要性について 第一回

第一問 過重労働やその健康影響へのメカニズム

過重労働やその健康影響へのメカニズムに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. わが国では職務範囲が限定されていないため、仕事が増えると労働者がそれを補うのが当たり前という慣習があり、残業が増えている
  2. 残業に規制がかからない原因としては、法的な制度が整っていなく未整備であることが挙げられる。残業時間の設定には36協定に基づいて、事業者と労働者の交渉に任されているので協定が適用されているとは言えない
  3. 内分泌系のアドレナリンは、血圧を上昇させて、血糖値を上昇し代謝バランスを不安定にさせる
  4. 長時間労働は、労働者にどのような健康被害をもたらすのか、すべてステップで科学的に証明されている
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正解:④

過重労働と健康被害の関係性については証明されているわけではない

第二問 過重労働の健康影響のメカニズムと過労死

過重労働の健康影響のメカニズムと過労死に関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 労働者へ過重労働やストレスがどのように健康を害するのか、そのメカニズムについては一般的に想定されたチャートが存在する
  2. 厚生労働省が2011年に発表した精神障害の労災認定基準に関する専門検討会では、過重労働とメンタルヘルス不調の因果関係が認められた
  3. 労働者に過重労働やストレスが発生すると、交感神経が反応し、アドレナリンの分泌が亢進されノルアドレナリンの分泌を抑制する
  4. 過労死等防止対策推進法(2014/11施行)は過労死の社会的認知度を高め、調査と研究を実施し過労死防止対策を推進することが目的である
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正解:③

過重労働があるとアドレナリンやノンアドレナリンの分泌が亢進される

第三問 過重労働での労働者の健康状態

過重労働での労働者の健康状態とその背景に関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 労働者の職務範囲は、欧米では限定されているが、日本では限定的ではなく、仕事が増えればそれを労働者が補うことが求められ、その結果残業が増える結果となっている
  2. 労働者の残業に規制がかからない原因の一つとして、残業時間の設定が事業者-労働組合で調整・決定されており、現場の意見が反映されていないことが挙げられる
  3. 高度経済成長の名残から、残業時間が多い労働者ほど会社への貢献度が高いと評価されることが多く、上司ほど残業が少ない反面、労働者は残業が減りにくい
  4. 年々労働者の定期健康診断結果の有所見率は上昇の一途をたどり、平成27年では5割の労働者が有所見となっている
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正解:③

上司も残業が多く、労働者は残業が減りにくい

第四問 過重労働での労働者の健康状態

過重労働での労働者の健康状態とその背景に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 日本の労働者は、職務が記述書として明示され、職務の範囲が限定されているため、労働者に仕事が増えてもほかの労働者が補うことができず、仕事が増えて残業が増える結果となる
  2. 労働基準法第36条に残業時間の設定について、事業者と労働基準局との間の協定によって決定される
  3. 日本では残業時間が多いほうが評価されるという雇用慣行があり、上司は残業が少なく、労働者は残業が多い傾向がある
  4. 定期健康診断による有所見の比率は年々上昇の一途をたどり、その中でも血中脂質が最も多い
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正解:④

第五問 過重労働の健康影響のメカニズムと過労死

過重労働の健康影響のメカニズムと過労死に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 長時間労働は、労働者にどのような健康被害をもたらすのか、すべてステップで科学的に証明されている
  2. 過労死等防止対策推進法(2014/11施行)は過労死の社会的認知度を高め、調査と研究を実施し過労死防止対策を推進することが目的である
  3. 過重労働やストレスが労働者にかかると、対応するために副交感神経が反応し、アドレナリンの分泌が抑えられる
  4. 喫煙、飲酒の増加、食べすぎ、運動不足などの不健康な生活スタイルは、糖尿病や脂質異常、高血圧症を悪化させることはない
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正解:②

第六問 過重労働の健康影響のメカニズム

過重労働の健康影響のメカニズムに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 厚生労働省が製作した産業医のための過重労働による健康障害防止マニュアルによると、過労死等とは職務における過重な不可による脳血管疾患や心臓疾患が原因となって死亡、また心理的負荷による精神障害を発症し自殺による死亡または脳血管疾患や精神障害と定義される
  2. 過重労働がどのように労働者に健康障害を引き起こすのか、その具体的なメカニズムが証明されていない
  3. 過重労働やストレス因子が、どのように労働者の健康障害を引き起こしているのか、想定されたメカニズムがある
  4. 過労死等防止対策推進法(2014年制定)は過労死への社会定期認知度を高め、調査と研究を行い過労死防止対策を進めることが目的である
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正解:①

過労死に対する定義は過労死等防止対策推進法によって法的に定義された

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