第五章 ストレスへの対処法や軽減について 第二回

第十一問 ストレス対処法やリラクゼーション法

ストレス対処法やリラクゼーション法に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 緊張や不安の時は自ずと腹式呼吸になっていることが多く、意識的に胸式呼吸に切り替えることでリラックスできる
  2. 漸進的弛緩法は自己暗示を練習することで、不安や緊張を軽減し、筋肉を弛緩させることができる
  3. リラクゼーション法の共通する目的は、楽な姿勢と楽な服装で行う、また可能な限り静かな環境で行う、心を向ける対象を作ることである
  4. 自身にストレスを感じたときは、その原因について何度も思い返してみることがストレスへの予防となる
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正解:3

1は不安や緊張しているときは胸式呼吸となっているので、意識的に腹式呼吸にするのが良い。2は筋肉を入れたときと弛緩させたときのそれぞれの感覚を交互に感じながらリラックスした状態にする方法である。4はストレスを感じた後は自分を解放して十分リラックスすることが大切である

第十二問 ストレスへ対処する運動や食事

ストレスへ対処する運動や食事に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:運動が抑うつの予防やセルフケアに有効である

B:心の健康は食事が大きく影響している

C:ストレスがかかると体内ではアドレナリンやコンチゾールなどのストレス反応を高めるホルモンが生成され、ビタミン補給が必要となる

D:カルシウムは精神安定に効果があり、大豆やナッツ類に含まれる。またマグネシウムは海藻類や乳製品に多く含まれる

  1. AとB
  2. BとC
  3. BとD
  4. CとD
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正解:①

Cはアドレナリンやコンチゾールは抗ストレスホルモンとして分泌される。ストレス下ではビタミンBとC群の補給が必要である。Dはカルシウムは小魚、乳製品、海藻類に多く含まれ、マグネシウムはナッツ、大豆に多く含まれる

第十三問 マインドフルネス

マインドフルネスに関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:アメリカのJon Labat-Zinnによって開発された慢性疼痛患者を対象としてマインドフルネスストレス低減法は心身医学の分野で活用されている

B:マインドフルネスの目標は、否定的な思考・感情から距離を取り、自分の思考や感情を上から俯瞰できるようになることである

C:マインドフルネス実践での集中瞑想は、特定の対象を決めないで様々な対象に注意を集中することを繰り返し行う瞑想である

D:マインドフルネス実践の洞察瞑想では、今までの経験から平静さを育んでいく瞑想である

  1. AとB
  2. BとC
  3. BとD
  4. CとD
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正解:①

Cの集中瞑想は特定の対象を決めて意図的に注意を集中する方法のこと。Dは今考えている思考や感覚などの軽減が現れては消えていく様に気づいていることを訓練する

第十四問 呼吸法

呼吸法に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:呼吸とは、横隔膜を上下させて規則的に長くゆったりとして呼吸の腹式呼吸と、胸部だけ浅く速い呼吸の胸式呼吸がある

B:呼吸法を行う際には、意識を呼吸に集中する

C:呼吸法を初めて行う場合は、まず10分間続けられることを目標にするとよい

D:胸式呼吸でゆっくりと意識することで心身共にリラックスする

  1. AとB
  2. AとC
  3. BとC
  4. CとD
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正解:①

Cは3分続けられることを目標とするのが良い。Dは意識的に深くゆっくりした腹式呼吸が正解

第十五問 ソーシャルサポート

ソーシャルサポートに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 情緒的サポートに該当する例として、サッカーのサポーターの声援が該当する
  2. 問題解決に役立つ情報を与えてくれる情報的サポートは学校や会社、家族、友人から得ることができる
  3. 業務サポートは実際に手助けをしてくれるサポートのこと
  4. 評価サポートとは仕事ぶりや業績などを適切に評価してくれるサポートのこと
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正解:③

実際にサポートしてくれるのは道具的サポートツール

第十六問 ソーシャルサポートの自己点検

ソーシャルサポートの自己点検に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. サポート源を思い出すだけでも十分、ソーシャルサポートの有効性を理解できる
  2. ソーシャルサポート・ネットワークというツールは個人のサポート源を見直すことができ、サポート力の程度、頻度、ソーシャルサポートを得ることができる数などを知ることができる
  3. ソーシャルサポート・ネットワークというツールを使っても、今後加えたいサポートを検討することができない
  4. 「時々世界の中で独りぼっちになる」と感じるのはソーシャルサポートの乏しさを示す社会的孤立のサインである
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正解:④

1はサポート源を思い出してみても有効性を理解することは困難である。2は頻度を知ることができない。3は「家族や友人などでこの中に入れない人は誰ですか?」という質問があるため、今後加えたいサポートを検討することができる

第十七問 ソーシャルサポートの充実化できるアプローチ

ソーシャルサポートの充実化できるアプローチに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 相手に自分のサポート源になってもらうため、相手のサポート源になる必要がある
  2. 仕事では、少しでもわからないことがあれば、問題解決のため努力はしないでサポートを求めることが大切である
  3. 4つのサポート、道具的サポート、情報的サポート、情緒的サポート、評価的サポートは一人から得られるとは限らない
  4. 他人と打ち解けることが苦手なので、無理をしないで徐々に理解しあえる状態を作れるように心がけている
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正解:②

他者のサポートに頼りきりにならず、努力することも重要である。どうしても解決できない場合、頼れる相手を見出すようにする

第十八問

道具的サポートに関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 失恋で傷ついてしまったが、友人が私の気持ちを受け止めて励ましてくれた
  2. 先輩が企画書を書いていた私に最新の市場動向について情報を提供してくれた
  3. 厳しかった父が部活動の大会で優勝した私をほめてくれた
  4. 資料のファイリングを後輩が助けてくれた
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正解:④

1は情緒的サポート、2は情報的サポート、3は評価的サポート

第十九問 ソーシャルサポート

ソーシャルサポートに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 道具サポートとは実際に手助けしてくれるサポートのことである
  2. 応援サポートとはサッカーのサポーターによる声援に該当する
  3. 情報的サポートは課題解決に役立つ情報を与えてくれるサポートで、学校や会社、家族や友人から得ることができる
  4. 評価サポートとは、仕事ぶりや業績を適正に判断してくれるサポートである
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正解:2

声援は情熱的サポートに該当する

第二十問 物的サポート

物的サポートに関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 国家や地方の公的機関、所属する団体は物的サポート源である
  2. 物的サポートには給与も含まれる
  3. 会社の所属感は責任やプレッシャーとなるため、情緒的な安定を得ることはできない
  4. ソーシャルサポート源には、物的サポートと人的サポートがある
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正解:3

会社に所属することは仕事による自己実現を図ったり、やりがいを見つけたり、頼れる上司や同僚が得られるので情緒的な安定をもたらす

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