第五章 ストレスへの対処法や軽減について 第一回

第一問 ストレスの軽減方法

ストレスの軽減方法に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:睡眠不足が蓄積しても一晩ぐっすり眠ることで解決できる

B:栄養バランスや食事のとり方は体の健康に対して大きな影響を及ぼすが、心の健康には影響しない

C:認知行動療法の基本モデルは、落ち込みやすい特徴のある人は独特の認知のゆがみがあり、それが身体反応や気分、行動に影響を及ぼす

D:自律訓練法の標準手順の背景公式では、気持ちが落ち着いていると暗示する

  1. AとB
  2. BとC
  3. BとD
  4. CとD
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正解:④

Aは睡眠時間が蓄積すると回復まで時間がかかります。Bは食事は心にも大きく影響を及ぼします

第二問 睡眠

睡眠に関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 人間は眠りに入る過程で約1度の体温が上昇し、この体温の変化によって深い眠りに入っていく
  2. 快適な睡眠を得るためには、光・自律神経・体温・寝室環境の4条件を整えるのがポイントである
  3. 睡眠不足が長期にわたって続くと、交感神経優位が持続するため。疲労の蓄積や心循環器系への負担を増やす
  4. 快適な睡眠を得るために睡眠健康法を実施しても値付けない、眠りが浅い、日中に強い眠気があるなどの症状がある場合は心身の病気の可能性がある
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正解:①

入眠の時、体温は1度減少する

第三問 睡眠

睡眠に関して、最も不適切なものを選びなさい

  1. 睡眠障害や睡眠不足などの問題があると、疲労感が蓄積し情緒不安定などにつながる
  2. 眠気を出すメラトニンと呼ばれるホルモンは、朝に光を浴びてから12時間後に分泌される
  3. 睡眠不足が長期にわたると、心循環器系への負担を増やし、高血圧や脳卒中、心臓病などの生活習慣病へのリスクを高める
  4. 昼間は交感神経系が優位となり、夜は副交感神経が優位となる
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正解:②

メラトニンは朝日を浴びてから14~16時間後に分泌される

第四問 認知行動療法

認知行動療法に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:認知行動療法は1960年代にアメリカの精神科医であるBeck A.Tによって統合され、その人の行動に焦点を当てた行動療法と、思考などの認知に焦点を当てた認知療法を組み合わせた心理療法である

B:認知療法の基本モデルでストレスは、個人を取り巻く環境におけるストレスと、ストレス環境下から生じるストレス反応に分けられる

C:認知行動療法はストレス反応を行動・気分(感情)・認知(思考)の三つに分けて理解する

D:認知行動療法はパニック障害や不眠、強迫性障害は適用されない

  1. AとB
  2. AとD
  3. BとC
  4. BとD
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正解:①

Cは行動・気分(感情)・認知(思考)・身体反応の4つに分類される。Dはパニック障害、不眠、強迫性障害も適用される

第五問 ストレスの対処法や軽減

ストレスの対処法や軽減に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 不安や緊張したときは、意識的に深く、ゆっくりと腹式呼吸をすることでリラックスすることができる
  2. ストレスによってホルモンの分泌が盛んになると、糖質の代謝が亢進されるため、糖質を積極的に摂取するのが好ましい
  3. 自律訓練法は、リラクゼーション法や訓練法として、専門家の指導の下実施されなけれなならない
  4. 漸進的筋弛緩法は自己暗示を練習することで自身の不安・緊張を軽減させるので、重感練習や温感練習で行う
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正解:①

2は糖質ではなくタンパク質を取るのが良い。3はリラクゼーション法は専門家の指導で実施しなくてもよい。

第六問 ストレスの軽減方法

ストレスの軽減方法に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:自立訓練を行うときは仰臥姿勢(上を向いて寝る姿勢)では眠ってしまうことがあるので、安楽椅子や単純椅子に座って行う

B:自律神経法の第一公式は温感練習であり、両手両足が温かいと自己暗示を行う

C:認知行動療法とは行動と認知の両方から働きかけて、セルフコントロール力を高めることで抑うつや不安、ストレスの解消を図る」心理療法の総称である

D:落ち込みやすい人の特徴は、小さい失敗を取り返しのつかない失敗ととらえる認知のゆがみがある

  1. AとB
  2. AとD
  3. BとC
  4. CとD
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正解:④

Aは仰臥姿勢で行ってもよい。Bは両手足が重たいと暗示する

第七問 ストレスの対処や軽減

ストレスの対処や軽減に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. ストレスを受けている状態では、ビタミンA群のほうがビタミンBよりも補給が必要
  2. 自律訓練法は3つの標準訓練法があり、①背景公式(安静練習)、②第一公式(温感練習)、③第二公式(重感練習)がある
  3. 自律訓練法を練習するときは、静かな環境で椅子にゆったり座る、または仰向けに寝て実施する。練習後は消去動作を行
  4. 漸進的筋弛緩法は、自己暗示を練習することで緊張や不安を軽減できる
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正解:③

1はストレス下ではビタミンBとC群が必要。2は4つあり、消去動作が抜けている。4は筋肉を入れたときの感覚や弛緩させたときに感覚を交互に行ってリラックスする方法である

第八問 健康づくりのための睡眠指針2014

健康づくりのための睡眠指針2014に関して、A~Dのうち正解を〇、誤っているものは×としたときに、最も適切な組み合わせを選びなさい

A:入眠するための寝酒は睡眠を悪くする

B:年齢を重なるにつれて睡眠時間は一般的に長くなる

C:眠くなってから寝床につき、就寝時間にこだわらない

D:寝てもゆっくり寝たという休養感がなく、日中でも辛い状態になればうつ病の可能性がある

  1. A:〇、B:〇、C:×、D:〇
  2. A:〇、B:〇、C:〇、D:×
  3. A:〇、B:×、C:〇、D:〇
  4. A:×、B:〇、C:〇、D:〇
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正解③③

Bは年齢を重ねると睡眠時間が少なくなるのがふつうである

第九問

認知行動療法に関して、最も適切なものを選びなさい

  1. 認知行動療法とは、感情と認知の両側面から働きかけを行い、自尊感情を高めることでストレスなどの諸問題の改善を図る技法の総称である
  2. 認知行動療法の基本モデルは、個人の環境によるストレス状況や、そのストレスから生まれるストレス反応に分けてとらえられる
  3. ストレス反応には4つの領域があり、①認知、②行動、③出来事、④身体反応がある
  4. 認知療法の適応範囲は、うつ病、強迫性障害、パニック障害、社会的不安障害が適用されるが、不眠は適用外である
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正解:②

第十問 健康作りのための睡眠指針

健康作りのための睡眠指針に関して、A~Dのうち最も適切な組み合わせを選びなさい

A:激しい運動は睡眠を妨げることがある

B:眠れなかったり、睡眠しても休養した感じがない場合はこころのSOSサインである

C:睡眠が浅いと感じた場合は、就寝時間を早く、起床時間を遅くして可能な限り長めの睡眠時間をとる

D:日中に出る眠気はうつ病の初期の自覚症状である

  1. AとB
  2. AとC
  3. BとD
  4. CとD
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正解:①

Cは眠りが浅いときは遅寝早起きにする。Dは日中の眠気は身体的病気の可能性がある

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